海外展示会のヒント集

海外プロジェクトを成功させるための
予備知識とアドバイス

ご出展様の不安を少しでも解消できるよう、本ヒント集では海外施工案件ならではのトピックスを取り上げます。内容は随時アップデートしていく予定です。

映像方式とリージョンコードについて

展示会で効果的な訴求手段のひとつとして、映像コンテンツが挙げられます。ここで注意すべきが、映像自体の"規格"です。日本のテレビ放送、DVD、さらにはゲームに至るまで、NTSC規格というものを採用しています。つまり、国内ではNTSC規格で作ったコンテンツを、NTSC規格の再生装置を通して、NTSC規格のモニターで鑑賞している、ということになります。

このNTSC、アメリカ発祥のため北南米大陸での普及率は高く、アジアでも、韓国、台湾、フィリピンなどが採用していますが、ヨーロッパなどそれ以外の大陸ではPALやSECAMという別の映像方式が主流です。展示会の盛んな中国やドイツはPAL規格です。規格が異なると基本的に映像が見られません(内部で変換できる映像機器もあります)。

また、DVDの場合はリージョンコードという問題もあります。リージョンコードとは、世界を6つのエリアに分けて、それぞれのエリアで作られたDVDは、そのエリアに対応するDVDプレイヤーでしか再生できないようする仕組みのことです(日本はリージョン2)。DVD作成時にリージョンフリーにする(リージョン設定をしない)、もしくはどんなリージョンコードでも対応できる再生機を使うことでこの問題は回避できます。なお、ブルーレイにも同じ原理のリージョンコードはありますが、こちらも当初からリージョンフリーで映像ソフトを作れば問題はおきません。

このように、映像を扱う際は映像を作る場所と上映する場所を常に意識して計画を練る必要があります。