海外展示会のヒント集

海外プロジェクトを成功させるための
予備知識とアドバイス

ご出展様の不安を少しでも解消できるよう、本ヒント集では海外施工案件ならではのトピックスを取り上げます。内容は随時アップデートしていく予定です。

欧米展示会での床上げについて

ブースの床面を、展示会場の床面より一段高くすることを、"床上げ"(Raised Floor、Platform、Double Floorなど)と言います。"玄関"の文化に慣れた日本人の感覚からすると、床上げされているブースというものは「気軽に入りづらい」「土足で上がっている感じがする」といったマイナスのイメージを持ちがちです。また、実用面でも、「大事なお客様がつまずいたら大変」とご心配される方が多いのも事実です。しかし、実際に海外の展示会に行くと分かりますが、欧米の展示会ではブースの床上げは非常に一般的です。床上げの一般的な高さは50mmか100mmで床材は主に木工です。

床上げには2つの大きな利点があります。1つは、床板の下に電気やインターネットなどの配線を引き回せるので見た目がすっきりすること。2つめの理由としては、ブース自体の品位が確実上がるということです。プランニングの段階で、ブースのデザイン意図を「来場者様に快適に過ごしていただく空間」と捉えるのであれば、当社は床上げを推奨致します。ただし、来場者が大挙してブースに押し寄せ、足元に注意がいかないほど混雑することが予想されるのであれば、安全面から床上げは慎重に検討されたほうがよいでしょう。

なお、バリアフリー(accessibility)の観点から、展示会によってはスロープや手すりの設置を義務付けられる場合もありますのでレギュレーションの確認が必要になります。